【体育会学生向け】 面接での伝え方

スポーツに真剣に取り組んできた体育会系の学生たちは、貴重な経験を多く積んでいます。これらの成果を面接で効果的に伝えるための方法をご紹介します。
その方法とは、面接官の質問に対して簡潔に答えることです。それでは詳しく解説していきたいと思います。
簡潔に話すことを意識する
面接では限られた時間の中で、採用担当者に自分自身について理解してもらわなければなりません。そのため、まずは自分のもっとも伝えたいことを簡潔に説明しましょう。
では、簡潔に答えるとは具体的にどれくらいの長さなのでしょうか。 面接の質問に対して簡潔に答えすぎてしまうとコミュニケーション能力が低いと判断される可能性があります。簡潔に答えすぎている例についていくつか見ていきましょう。
回答例
・あなたの強みを教えてください →私の強みは継続力があることです。
・学生時代に頑張ったことを教えてください。 →私が学生時代に頑張ったことはサッカー部での活動です。
簡潔に話すことを意識しすぎて、質問にに対して結論だけで返すと、面接官は就活生に対して「本当にうちの企業に入りたいという熱意を持っているのか」と疑心暗鬼になります。
その結果、消極的な印象を持たれてしまいます。 面接官に好印象を持ってもらうには、結論だけでなく理由や根拠、具体例も併せて回答することが重要です。
簡潔に話すためのポイント
結論→理由→具体例 (根拠)の順番を意識して話す
(例文)
私の強みは、目標に向けて継続的に努力し続ける粘り強さです。
この粘り粘り強さにより、困難な状況でも諦めずに解決策を見つけ、着実に目標を達成してきました。
私は大学時代に陸上部に所属していました。大会直前に足を怪我してしまい、練習を続けられない状況になりました。それでも諦めずにリハビリに集中し、同時に試合のビデオを見て戦略を研究しました。
リハビリ期間が終わり、復帰後にはその研究を活かしてレースに臨み、自己ベストを更新することできました。
このように、困難な状況でも粘り強く取り組むことで、結果を出すことができると実感しました。
質問に対して簡潔に答えすぎてしまうリスク
・コミュニケーション能力が低いと思われる
質問に対して簡潔に答えすぎると、質問に対する回答が不十分になりやすく、面接官にコミニケーション能力が低いと判断される可能性があります。
・熱意不足と思われる
簡潔すぎる回答だと、面接官があなたの意図や経験を十分に理解できない場合があります。十分な説明がないと、面接官が質問を掘り下げなければならず、コミュニケーションが円滑に進まない可能性があります。
・自己PRが不足してしまう
簡潔すぎる回答は、自分の強みやスキルを十分に伝える機会を逃す可能性があります。面接官は、あなたがどのように考え、行動し、問題を解決するのかを知りたいと考えています。短すぎる回答では、そのプロセスや背景が伝わりにくく、自己PRが不十分になりがちです。
まとめ
スポーツに真剣に取り組んできた皆さんは、その経験を通じて培ったスキル強みを持っています。それを面接で効果的に伝えるためには、結論だけでなく理由や具体例を組み合わせることが大切です。
面接は自己表現の場です。自信を持って、自分の経験や強みをしっかりとアピールしてください。あなたが持つ強さと努力が、企業にとって大きな価値となることを信じて、面接に臨んでください。