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選考対策

【体育会学生向け】企業から見られる弱みの対策

【体育会学生向け】企業から見られる弱みの対策

一般的に、体育会学生は企業から高い評価を受けています。

それは、企業が求めている人材と、体育会学生の持っている様々なスキルがマッチしているからです。

企業が体育会学生を求めるポイントは次の5つです。

・ストレス耐性が高い

 社会に出ると様々なストレスがかかり、そのストレスに耐えかねて入社後すぐに離職してしまう社会人もいます。その点、体育会学生は日々の練習をはじめ、ストレスのかかるような経験を部活動を通じて経験しているため、一般的な学生に比べ、打たれ強く、順応しやすいと思われます。

・規律を重んじる傾向が強い

 最近では、社員のコンプライアンス意識が重要視されるようになりました。体育会学生は部則など、チーム内に存在する規律を守ろうとするマインドが日頃の活動を通じて養われています。そのため、一般的な大学生と比較すると「規律」を守るという点で高い意識を持っていることが予想され、入社後もコンプライアンスに対応できると考えられます。

・礼儀正しく上下関係を知っている

 社会人になると、先輩社員や上司の指示を受けて動くことが多いです。体育会学生は厳しい上下関係に慣れているので、先輩への礼儀は徹底されており、先輩の指示にも従順に従う習慣ができています。

・チームワークの大切さを理解している

 体育会学生は、スポーツ経験を通じて、一つの目標に向かって個々が自分の能力を高めながら、そしてチームとして支え合いながら目標を達成するという経験をしています。

そのため、体育会学生は結果を出すためにチームワークが大切なことを経験として知っています。仕事でもチームワークが重要視されることは変わらないため、体育会学生は企業から重宝されます。

・「勝ち」へのこだわりが強い

 企業は、常に競合他社との競争に勝つために、常に結果を出すことが求められます。また、社内でも同期や先輩と競い合い結果を残さなければなりません。その点、体育会学生はチームメイトや対戦相手、もしくは自分自身と競い合ってきた経験を幾度となくしています。

そのため、「勝ち」に対して強いこだわりを持っている可能性が高く、採用する際のメリットと言えます。

就活において様々な強みがある体育会学生ですが、企業から弱点だと思われているポイントも存在します。

体育会学生の皆さんは、就活における体育会系の弱点も知っておきましょう。

体育会学生の弱点

・所属しているコミュニティが狭い

 体育会学生は部活動という組織の中にとどまる時間が長いためにコミュニティが狭くなりがちです。ほかの就活生と交流する機会がないため、情報量が極端に少なく、視野が狭くなる傾向にあります。

その結果、「誰々がこう言っていたから」や「先輩がいるから」という理由で企業を選びがちです。

企業から見て、体育会系の学生は関わりを持っているコミュニティが狭いと捉えられており、企業とのミスマッチが起こりやすいと考えられているのが体育会学生の弱みです。

・精神論を重視する

 体育会学生は精神論を重視しすぎる傾向があります。社会人として活躍するためには、様々なストレスやプレッシャーに耐えながら働き続ける精神力が求められます。体育会学生はストレス耐性に優れているため、問題が発生しても精神論によって解決しようとします。

しかし、問題が発生したときには、その原因や背景をしっかりと見定めたうえで、具体的な解決策を導き出すことが重要です。体育会学生は、高い精神力が評価されている反面、それが仇となってしまう場合があります。

・クリエイティブさに欠ける

体育会学生は、ルールやマニュアルに従い仕事を進めていくことは得意としていますが、新しいルールや仕組みを作ることは苦手だと企業から考えられています。体育会学生は部活動を通じて規則を守ることの重要性は学びますが、その背景について深く考える機会はそう多くありません。社会人として活躍するには、何もない状態から独自の新しいものを生み出す必要があるのです。

まとめ

体育会学生は、そのストレス耐性、規律を守る姿勢、上下関係の理解、チームワークの精神、そして勝利へのこだわりといった強みで、企業から高く評価されることが多いです。しかし、コミュニティの狭さ、精神論重視、クリエイティブさの欠如といった弱点も存在します。

これらの弱点を克服するためには、部活動以外の多様なコミュニティとの接触を増やすこと、論理的思考を磨くこと、新しいアイデアを発信する機会を積極的に活用することが重要です。弱点を認識し、適切に対応することで、体育会学生はさらに強力な人材として社会で活躍できるでしょう。