体育会学生向け自己PR【バレーボール部】

自己PRは、ESでも面接でも必ず聞かれます。
体育会の学生は、部活動のエピソードをもとに自己PRを作ることが多いため、他の応募者と比較して自己PRが類似してしまう可能性があります。
他の体育会学生との自己PRの被りを回避するためには、競技別のポイントをおさえて、独自性のある自己PRを作る必要があります。
では、バレーボール部に所属する体育会学生はどのように自己アピールすればよろしいのでしょうか?
【バレーボール】
バレーボールは、6人対6人のチームスポーツで、ネットを挟んでボールを相手コートに落とすことで得点を競います。
高速で展開されるラリーと瞬時の判断力が求められ、スパイク、ブロック、サーブといった多様な技術が駆使されます。
攻撃の際にはフェイントやクイック攻撃など、緻密な戦略が必要です。これには事前の練習と試合中の即時判断が必要で、チーム全員の理解と協力が欠かせません。
【バレーボール部】自己PRポイント
1.チームの状況を踏まえて、自分が感じた課題、そして取り組みを伝える
バレーボールは、試合中に素早い判断と意思疎通が求められます。ボールを追う際やポジションを切り替える際には、声を掛け合って次のプレーを確認します。
バレーボールは選手間のコミュニケーションが重要なため、試合中にミスが続いたり、劣勢に立たされたりした時に、互いに励まし合いポジティブな雰囲気を保つことが重要です。チームメイトの支え合いが、精神的な安定を保ち、パフォーマンス向上につながります。
(例文)
私はバレーボール部に所属し、インカレ出場を目標に練習に取り組みました。チームとして技術力はあるものの、リーダーシップの欠如が課題となり、試合中に戦術がうまく機能しないことがありました。そこで、自ら率先してリーダーシップを発揮し、練習中に戦術の確認やプレイの指示を積極的に行い、チームの方向性を明確にするよう努めました。その結果、チーム全体の結束力が高まり、試合中も統一感のあるプレーをすることができました。目標である優勝は叶わなかったものの、この経験を通じてリーダーシップとチームの成長に貢献することの重要性を学びました。
課題と取り組んだ内容が密接にリンクすることで、チームの現状を正確に把握し、課題解決のために取り組んだ「意識の改善」と「コミュニケーション機会の増加」が、チームの成長に直結したことがわかる自己PRになりました。
2.自らの取り組みをより具体的に伝える
チームの課題解決のために、どのようにチームに貢献したのかを伝えましょう。
具体的な行動内容を伝えることで、現状や課題を改善するために自分なりに考えて行動したことが伝わる文章になります。
(例文)
私はバレーボール部に所属し、インカレ出場を目標に練習に取り組みました。チームとして技術力はあるものの、リーダーシップの欠如が課題となり、試合中に戦術がうまく機能しないことがありました。そこで、自ら率先してリーダーシップを発揮するために、まず、毎週の練習後に定期的なミーティングを開催し、戦術の確認や試合中の課題点をチーム全員で話し合いました。これにより、全員が戦術を理解し、同じ方向性を持つことができました。
その結果、チーム全体の結束力が高まり、試合中も統一感のあるプレーをすることができました。目標である優勝は叶わなかったものの、この経験を通じてリーダーシップとチームの成長に貢献することの重要性を学びました。
まとめ
就職活動において、体育会系の学生が自己PRで差別化を図るためには、自身の部活動経験を活かしつつ、他の応募者との差別化を意識することが重要です。
特にバレーボール部で培ったチームワークやリーダーシップ、瞬時の判断力などを具体的なエピソードと共に伝えることで、説得力のある自己PRを作成できます。
また、課題に対する取り組みや、結果をどのように導いたかを明確にすることで、企業に対して自分の価値をしっかりアピールしましょう。
成功する自己PRは、経験をただ語るのではなく、いかに企業での貢献につなげられるかを示すことが鍵です。