体育会学生向け自己PR【テニス部】

自己PRは、ESでも面接でも必ず聞かれます。
体育会の学生は、部活動のエピソードをもとに自己PRを作ることが多いため、他の応募者と比較して自己PRが類似してしまう可能性があります。
他の体育会学生との自己PRの被りを回避するためには、競技別のポイントをおさえて、独自性のある自己PRを作る必要があります。
では、テニス部に所属する体育会学生はどのように自己アピールすればよろしいのでしょうか?
【テニス】
テニスは基本的にはシングルスとダブルスで行われ、団体戦も存在します。個々の技術と戦略が求められる一方、ダブルスではパートナーとの連携、団体戦ではチームワークも重要です。
また、試合は長時間に及ぶことも多く、持久力、瞬発力などのフィジカル面の強さに加えて集中力を持続させる力も求められます。
【テニス部】自己PRポイント
1.シングルスでの目標設定と目標達成に向けた具体的な取り組みを伝える
どのような目標を設定したかを具体的に示し、その目標を達成するためにどのような計画を立て、具体的な取り組みを述べます。
(例文)
私は、テニス部に所属していました。部員の多くが初心者で、競技経験が少ない環境でしたが、個人戦で優勝することを目標に掲げ、日々の練習に取り組みました。まずは、自分のプレーをビデオで分析し、弱点を洗い出しました。特にバックハンドが弱点であると判明したため、その強化に注力しました。
地元のテニスクラブに通い、経験豊富なコーチからマンツーマンで指導を受けました。また、部外のトーナメントに積極的に参加し、実戦経験を積むことで、試合での緊張感に慣れるよう努めました。さらに、フィジカルトレーニングも欠かさず行い、スタミナをつけるためのランニングや筋力トレーニングを日課にしました。
その結果、最後の大会では見事に優勝を果たすことができました。この経験から、継続的な努力の重要性と、課題を克服するための具体的な行動の大切さを学びました。また、自分で考え行動する主体性を身につけることができました。
2.チームとしての目標達成に向けての取り組みを伝える
団体戦では、シングルスやダブルスの個々の試合結果が総合得点に影響します。チーム全員が勝利を目指して協力し合うことで、チームワークが重要となります。
(例文)
私は、テニス部に所属していました。私たちのチームは男女ともにリーグでの優勝を目指し、毎日練習に励んでいました。私は副キャプテンとして、団体戦で勝利を重ねることを目標に掲げ、全力で練習に取り組みました。しかし、チーム内にはモチベーションが低い部員もおり、その影響で練習の質が低下していることに気づきました。
そこで、私は練習後にミーティングを開催し、部員一人ひとりと対話を重ね、個々の目標や悩みを共有しました。また、練習中には励ましの声かけやアドバイスを積極的に行い、全員が前向きに取り組む環境を整えました。その結果、チーム全体の士気が高まり、練習の質も向上しました。
その後、リーグ戦ではチーム一丸となって戦い抜き、見事に優勝を果たしました。この経験を通じて、仲間を支えるリーダーシップの大切さと、チームとして目標を達成する喜びを学びました。
まとめ
テニス部での経験は、個人としての技術向上だけでなく、チームとしての協力やリーダーシップも身につける貴重な機会です。自己PRでは、自分がどのような目標を掲げ、それを達成するためにどのような具体的な行動を取ったのか、またチームの中でどのような役割を果たしたのかをアピールしましょう。他の応募者との差別化には、自分の強みや取り組み方をしっかり伝えることが大切です。自信を持って、自分らしい魅力を伝えてください。