OB・OG訪問とは?OB・OG訪問について詳しく知ろう

OB・OG訪問というワードを聞いたことはあるものの、その実態についてはいまいちイメージが湧かない体育会学生も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな体育会学生に向けてOB・OG訪問についての基礎知識から方法についてまで解説します。
OB・OG訪問とは?
OB・OG訪問とは、「就活生が自信の通う大学のOB・OG(卒業生)の勤めている企業に足を運び、実際に企業で働く先輩たちから直接話を聞くこと」を指します。
また、自分の通っている大学のOB・OGに限らず、就職活動をするのにあたって社会人に現場の声を聞きにいく活動のことを表す場合もあります。
OB・OG訪問は、基本的に学生側から社会人に対してアポイントメントを取る必要があります。
そのため、まずは大学のキャリアセンターにある卒業生データベースから探しましょう。キャリアセンターの職員に「OB・OG訪問を行いたい」と相談すれば、多くの場合データ閲覧の方法を教えてもらえるでしょう。
そのリストの中から企業群や働き方などにおいて自分が興味の持った卒業生に、電話やメールでOB・OG訪問を依頼しましょう。
また、体育会学生の皆さんは部活動の先輩などにコンタクトを取ってOB・OG訪問を行うという方法もあります。
OB・OG訪問をする目的
OB・OG訪問についての理解が深まってきたところで、次にOB・OG訪問をする目的について説明します。
1.キャリアのイメージ形成
先輩たちのキャリアパスを知ることで、自分の将来像を具体的に描くことができます。どのようなステップで成長していくのか、どのようなスキルが求められるのかなど、実際のキャリアの道筋を理解するのに役立ちます。
体育会学生の皆さんが普段から関わる社会人は、部活動の監督・コーチや大学教授、親、バイト先の先輩などが多いのではないでしょうか。
就職先を決める際には、実際に社会人として働いている人に少しでも多く会い、さまざまな話を聞くことで、「自分はどのような働き方をして、キャリアを形成したいのか」を広い視野のもとで考えることができます。
2.企業理解を深めるため
OB・OG訪問は企業のホームページや採用情報だけではわからない、現場の生の情報を得ることができます。
企業説明会を通して、「ぜひこの会社で働きたい」と思ったとしても、職場の雰囲気や実際の働き方までしっかりとイメージできているでしょうか?
OB・OG訪問をすることで実際の仕事内容、職場の雰囲気、企業文化などについて、具体的な話を聞くことができるため、ミスマッチを防ぐのに役立つのです。
3.志望動機の具体化
実際にOB・OGに話を聞き、企業理解が深まることで自分の志望動機をより具体的に、説得力を持って伝えられるようになります。
加えて、面接時に、「OB・OG訪問を通じてこの企業の魅力を感じた」と具体的なエピソードを交えて話すことができます。
また、OB・OG訪問の有無を採用における判断材料の一つにしている企業もあるようです。OB・OG訪問の有無から自社への志望度の高さを測るためなど、理由は様々です。
OB・OG訪問で聞きたいこと
先ほども説明しましたが、OB・OG訪問は現場の生の情報を聞くことのできる絶好の機会です。
ここで、ホームページを見れば分かるようなことを聞くのに時間を使ってしまうのはとても勿体ないことです。
OB・OG訪問が決まり次第、ホームページなどを参考にまずは先輩が所属する企業の基本情報について調べましょう。
会社の所属する業界や職種、ビジネス形態、会社のビジョンなどについて理解しておくと、OB・OG訪問の際により具体的な質問ができます。
OB・OG訪問の時間は限られているので、事前に質問項目を整理しておきましょう。
OB・OG訪問の際に意識するべきマナー
OB・OG訪問をする際に、気をつけるべきマナーについて解説します。
当たり前のことですが、時間厳守で行動しましょう。貴重な時間を割いてもらっているということを意識しましょう。
電車の遅延などさまざまなトラブルを予測した上で、時間に余裕を持って行動しましょう。時間の余裕が心の余裕です。
次に、あいさつです。あいさつは、初対面の印象を左右する非常に重要な要素です。笑顔で明るくハキハキと挨拶し、簡潔な自己紹介を行いましょう。
まとめ
OB・OG訪問は、企業の実態や働き方を知る貴重な機会です。事前に質問を準備し、丁寧な挨拶と感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。訪問後はお礼メールを送ることで感謝の気持ちを伝えることが大切です。