フェルミ推定・ケース面接の対策方法とは?(Part1)

フェルミ推定・ケース面接についての知識がついてきたところで、次は実際に問題を解いていきましょう。
また、「フェルミ推定・ケース面接」という単語を始めて聞いた体育会学生もいるのではないでしょうか。
そんな体育会学生向けに、フェルミ推定・ケース面接に関する過去の記事のリンクを掲載しています。
是非参考にしてください!
フェルミ推定・ケース面接とは?押さえておきたい基礎知識について解説!
https://athnavi.co.jp/wp-admin/post.php?post=1242&action=edit
「フェルミ推定」「ケース面接」の攻略方法について
https://athnavi.co.jp/wp-admin/post.php?post=1245&action=edit
フェルミ推定・ケース面接における正確さの重要性とは
https://athnavi.co.jp/wp-admin/post.php?post=1249&action=edit
実際に問題を解いてみよう!
フェルミ推定は、面接やビジネスの場で非常に役立つスキルです。実際に問題を解いてみることで、その考え方やアプローチを身につけましょう。
例題1
・日本にどれくらいの数のピアノが存在するかを推定します。
問題の分解
まず、問題の全体像を捉えてから、次に具体的な要素に分解します。
例題1の場合、日本の総人口(全体像)を把握してから、1世帯あたりの人数やピアノを持っている世帯などの具体的な要素に分解します。
日本の総人口:1億2500万人
平均世帯人数:2.5人
仮定の設定
仮定の設定は、現実的かつシンプルな数値を設定することが鍵です。
今回は、ピアノを持っている世帯の割合を世帯数全体の10%と仮定します。
また、幼稚園から大学までを含めると、日本には約58,500校の学校があると言われています。
各学校に一台ずつピアノがあると仮定し、広く見積もって約60,000台のピアノが日本全国にあることになります。
コンサートホールなどの公共の場に設置されているピアノの数も考慮し、これらのピアノの数を1万台と仮定します。
計算
1億2500万÷2.5=5000万世帯
5000万世帯×10%=500万世帯
家庭にあるピアノの数:500万台
学校にあるピアノの数:6万台
公共の場にあるピアノの数:1万台
結果の解釈
推定した結果、日本中には約510万台のピアノが存在すると見積もりました。
まとめ
この記事では、日本にどれくらいの数のピアノが存在するかを推定する例を通じて、その具体的な手順を紹介しました。問題の分解、仮定の設定、計算、結果の解釈というステップを経ることで、合理的かつ論理的な推論が可能となります。
就職活動やビジネスの場でフェルミ推定を活用することで、論理的思考力や問題解決能力をアピールすることができます。
日常生活の中でも練習を重ね、柔軟な思考を養いましょう。実際の面接やビジネスシーンで自信を持ってフェルミ推定を活用できるようになるために、今回の例題を参考にして、さまざまな問題に挑戦してみてください。