アスリートのセカンドキャリアについて。アスリートに向いている職業4選

いつかは終わりを迎える「現役生活」。
引退後の人生は「セカンドキャリア」と呼ばれ、一般的に「現役生活」よりも「セカンドキャリア」の方が期間は長いと考えられています。
では、アスリートは現役を引退した後、どのような職に就くのでしょうか?
皆さんが思い浮かべる代表的な例としましては、解説者やコメンテーター、指導者、フロントスタッフなどが挙げられます。
しかし、プロスポーツ選手を引退した後、一生その競技に携わって食べていけるアスリートは一握りしかいません。そのため、多くのアスリートは一般就職の道を進みます。
今までに就職活動をしてきたことがないアスリートにとって、「自分の今までのスポーツ経験が仕事にどのように活きる」か不安に思っているアスリートも多いはずです。
本記事では、そのような元アスリートに向いている、アスリート思考の職種について紹介していきます。
元アスリートに向いている仕事とは?

結論から先に言うと、元アスリートは「人と関わる仕事」が向いていると言えます。
アスリートは、指導者や仲間と意思の疎通を図る中で、コミュニケーション能力が磨かれています。また、スポーツにおけるコミュニケーションには、指導者の様子や選手の表情など言語化できない非言語の部分も含まれており、それらを読み取る力を兼ねそなえているアスリートは対人スキルに長けていることが言えます。
では「人と関わる仕事」をもう少し具体的に掘り下げて、ご紹介していきます。
元アスリート向け人と関わる仕事4選
1.営業
営業職といっても、その種類は様々です。個人営業と法人営業のように商品を売る相手の違いや、新規営業や既存営業など営業手法の違いによって、具体的な仕事内容は異なります。
ただ、人と人のお付き合いであるという点では同じと言えます。
そのため、コミュニケーション能力に長けているアスリートには適している仕事になります。アスリートは元気な挨拶や礼儀が当たり前にできるので相手に与える印象が良く、元プロスポーツ選手として覚えてもらえることも、、
営業職は顧客に向けて商品やサービスを提案し、購買意欲を引き出すのが職務です。
見込み客を見つけて営業を行うのはもちろんのこと、飛び込みで営業をかけることもあります。契約は簡単に取れるとは限らないため、気力や体力に優れているアスリートは重宝されます。
一方で、営業は成果主義を導入している企業が多く、自分の販売した金額や件数に応じてインセンティブが発生するので、頑張りがダイレクトに収入に反映されやすく、アスリート時代の給与形態と似ているために馴染みやすい仕事と言えます。
2.インストラクター
体を動かすことが得意なアスリートの皆さんの中には、体を動かすことを職業にしたいと考える人も多いのではないでしょうか。
おすすめはジムのインストラクターやスポーツトレーナーです。
具体的には、運動やエクササイズの指導を行う仕事やその現場を保守したりマネジメントする仕事になります。
元アスリートという肩書きがあるため、パーソナルトレーナーとして活動している方も多くいます。
競技経験を通じて得た知識や経験を活かしやすい仕事と言えるでしょう。
3.介護
介護職の仕事とは、生活援助や身体介護などがあり体力が必要とされます。
ただ体力があればいいというわけではなく、介護者の表情や声などから気持ちを読み取り行動する必要があり、一人ひとりに寄り添った介護が求められます。
アスリート持ち前の明るさやコミュニケーション能力で介護者に笑顔を届けることで、「ありがとう」の言葉がもらえたり、とてもやりがいのある仕事と言えます。
4.フリーランス
競技を引退した後に経営者として活躍しているアスリートは多くいます。
現役時代から向上心が強く、ライバルと競争してきたアスリートは経営者として成功することが多いです。
どんな状況でも諦めずにやり遂げる精神力を持っているのはアスリートの強みです。
また、現役時代の繋がりから、応援者がきてくれたり、事業をサポートしてもらえたりするケースもあります。
アスリートがセカンドキャリアを成功させるには
これまでアスリートに向いている職業について紹介してきました。次にアスリートが就活を成功させる方法について説明していきます。
転職エージェントを利用する
スポーツに打ち込んできたアスリートにとって就職活動とは未知の世界だと思います。そのため、いきなり就職活動を始めたとしても何から手をつければ良いか分からないはずです。
よくわからない状態で就職活動を進めると、なんとなく内定を貰えた企業に入り、入社してみたものの思っていたのと違うということになりかねません。
このような事態にならないためにも、転職エージェントを利用することをオススメします。
転職エージェントは、無料で利用することができ、専任のアドバイザーがあなたの転職をサポートしてくれます。具体的には、履歴書などの書き方指導や面接の対策などをしてもらえます。面談をしていくうちに自分の強みについて理解が深まったり、非公開求人を紹介してくれる場合もあります。
まとめ
アスリートのセカンドキャリアには大きな可能性が秘められています。
これまでのアスリート生活を通じて培ってきた能力や強みを最大限発揮するためにも、自分に合った職業を見つけましょう。
転職のサポートにはアスリート専門のエージェントを使って仕事を探すことをおすすめします。