【業界研究】サービス業界　徹底解説！

サービス業界とは？

サービス業とは、基本的に物理的な製品を提供するのではなく、無形のサービスや価値を提供する産業の総称です。顧客の「〜してほしい」「〜したい」といった様々なニーズにこたえることが仕事です。

ただ、広い意味では第三次産業がサービス業と見なされているため、金融業、不動産業や形のある商品を取扱う卸売業などもサービス業に含まれます。

このように、多岐にわたる業種がサービス業界には含まれるため、日本の経済活動の大部分をサービス業界が占めています。

サービス業界には、多種多様な業種が存在しているため、ビジネスモデルは多彩です。しかし、顧客に対して何らかのサービスを提供し、ニーズにこたえることで収益を得るというビジネスモデルは共通しています。

例えば、教育サービスであれば学習者に幅広い学びの機会を提供します。幼稚園から大学などの教育機関に加え、塾などのなどの補習教育や企業研修なども含まれます。

サービス業界の特徴として、多くの場面でサービスの提供と消費が同時に行われます。例えば、レストランでの食事や美容院での施術などです。一方で、空席や空室は売れ残り商品として持ち越すことはできません。サービスは在庫として貯蔵できないため、需要に合わせた提供が求められます。

多様化する個人や企業のニーズに対して、サービス内容も多様化しています。また、サービス業界はその時々によって顧客のニーズや市場の流行に合わせた、臨機応変な対応、スピード感を意識した変化が求められます。

今後はAIがさらに発達することで、サービス業の中でも単純作業を中心とする職種はAIの発達によって減少していくと考えられます。現在でも、セルフレジやタッチパネル式の注文用端末の導入によって、接客業の一部の仕事がなくなりつつあります。

しかし、サービス業界の中でもAIによる機械化が難しい職種は、今後も残っていくことが予想されます。

例えば、人間の思考力や想像力が必要な分野やコミュニケーションが重要な分野などです。医療関係やエンターテイナーなどはまさしくその類に含まれます。

サービス業界への就職を考える学生の皆さん、サービス業は人々の生活を豊かにし、社会に貢献できるやりがいのある分野です。

多岐にわたる仕事の中から自分にあったものを見つけましょう。