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自己分析

体育会学生向け自己PR【陸上部】

体育会学生向け自己PR【陸上部】

自己PRは、ESでも面接でも必ず聞かれます。

体育会の学生は、部活動のエピソードをもとに自己PRを作ることが多いため、他の応募者と比較して自己PRが類似してしまう可能性があります。

他の体育会学生との自己PRの被りを回避するためには、競技別のポイントをおさえて、独自性のある自己PRを作る必要があります。

では、陸上部に所属する体育会学生はどのように自己アピールすればよろしいのでしょうか?

【陸上】

陸上はリレー種目などの団体戦もありますが、個人種目の方が多い傾向にあります。具体的には短距離走、長距離走、ハードル、跳躍、投擲など多岐にわたる種目が存在します。各種目に応じた専門的なトレーニングを行うので、専門種目によって練習時間などが異なる場合があるのも特徴の一つです。

1.”数字”という結果にこだわってきたことをアピールする

陸上競技では、コンマ1秒を縮めるために厳しいトレーニングを重ねます。毎回の練習や試合で自己ベストを更新するプレッシャーが大きく、結果が数字で明確に表れるため、他のスポーツ以上にタイムへのこだわりが強くなります。

私は、陸上部に所属していました。1年生の時に自己ベストを更新できず悔しい思いをしたため、次のシーズンでの自己ベスト更新を目標に取り組んできました。全体練習では自分を追い込むだけでなく、個別に専門的なスプリントトレーニングを追加しました。また、より効率的なパフォーマンスを目指して、フィジカルコーチの指導を受け、筋力と柔軟性のバランスを取るトレーニングを実践しました。さらに、生活習慣を改善するために、睡眠の質を高める工夫をし、リカバリーを重視しました。その結果、2年生の終わりに自己ベストを大幅に更新し、学内記録を打ち立てることができました。この経験を通じて、目標達成に向けての計画性と、計画を実行し続ける粘り強さを身に付けました。

努力の内容を詳細に伝えることで、聞き手がどれだけ頑張ったのかをイメージしやすくなりました。

2.部内でのコミュニケーションの活発さをアピールする

陸上部は、個人競技のイメージが強く、他の競技に比べてコミュニケーション能力に課題があると思われがちです。

しかし、陸上競技は個人種目が多いものの、陸上部内でのコミュニケーションは非常に活発です。

なぜなら、練習中、選手同士がアドバイスをし合ったり、技術の共有を行ったりしています。そうすることで、お互いの成長を促しています。

また、コーチやトレーナーとも頻繁にコミュニケーションを取り、トレーニングのフィードバックやアドバイスを受けています。

私は、陸上部に所属していました。1年生の時に目標タイムにあと2秒届かず悔しい思いをしたため、インカレ出場の標準記録を突破することを目指して努力してきました。毎日の全体練習では自分を限界まで追い込み、さらに個人的に日本代表選手の指導を受けながらウェイトトレーニングを実施しました。部内の向上心を高めるため、異なる種目の部員とも積極的にコミュニケーションを取り、アドバイスや意見交換を行いました。また、普段の生活でも身体づくりを徹底するため、社会人の先輩から栄養学を学び、食生活や姿勢を見直しました。その結果、大学3年生で標準記録を突破し、インカレに出場することができました。この経験を通じて、自分の弱点を分析して解決する課題解決力と、目標に向けて努力を続ける継続力を身に付けました。

自分ひとりで簡潔する努力ではなく、様々な人とのコミュニケーションがあっての取り組みであったことを伝えましょう。